― 20代・第二新卒が知らない“国の最強キャリア支援”の実態
🧭 はじめに:「ハローワークだけは行かない」と思っていた

ハロワだけは行きたくねえ!
正直に言います。
僕は、転職を始めたとき「ハローワークだけは行かない」と心に決めていました。
理由は単純です。
- 古臭い
- 年配の人しかいなさそう
- 民間エージェントの方が効率的そう
- プライド的に“負けた気”がする
でも現実は、まったく違いました。
ハローワークは、想像以上に“今の20代のリアル転職”に寄り添ってくれる場所でした。
この記事では、僕が「プライドを捨ててハロワに行った」リアルな体験をベースに、
実際にどんな支援を受け、どんな制度を使って転職が加速したのかを詳しく紹介します。
◾️【裏ワザ】転職しながらハローワークで10万円もらう方法|知らなきゃ損する給付金の仕組み
💥 転職がうまくいかず、プライドが砕けた瞬間

1回行ってみるか
当時の僕は、社会人3年目。
前職を辞め、転職サイトとエージェントを使って応募を繰り返していました。
でも現実は――
書類選考が全く通らない。
面接に行けても「経験不足ですね」で終了。
気づけば、転職活動が3か月を超え、貯金が目減りしていく。
「自分って社会で必要ないのか…」
そんな焦燥感の中、SNSで見たひとつのツイートがきっかけでした。
“ハローワークで職業訓練受けたら、月10万もらいながら勉強できた。
もっと早く知りたかった。”
「……え、そんな制度あるの?」
半信半疑のまま、僕はハローワークへ向かいました。
🏢 行ってみたら、思ってた“ハロワ像”が崩壊した

意外と親切じゃね
正面入口の自動ドアをくぐった瞬間、
僕の中の「昭和のイメージ」は完全に崩れました。
中は明るく、パソコン検索機がずらっと並び、
職員の人たちも若くて柔らかい雰囲気。
受付で「初めて来ました」と伝えると、
20代くらいの担当者が笑顔で案内してくれました。
「転職活動の方向性、一緒に整理していきましょう。」
ここから僕の“ハロワ再評価”が始まりました。
💡 ハローワークで得たサポート内容(想像以上に濃い)

言ってよかった点を紹介
① キャリア相談がガチで丁寧だった
まず最初に受けたのは「職業相談」。
担当者が、僕の過去の職歴・性格・希望を丁寧にヒアリング。
「あなたの経歴なら、こういう仕事も向いてるかも」
と、職種提案だけでなく、**“方向性の再設計”**までしてくれました。
無料とは思えない内容。
むしろエージェント以上に親身でした。

意外と雑談もできます
② 職業訓練(ハロートレーニング)の案内を受けた
次に紹介されたのが「職業訓練受講給付金制度」。
なんと、ハローワーク経由で認定校に通えば、
最大月10万円+交通費+教材費がもらえるとのこと。
対象は、
- 離職中 or 退職予定
- 月収25万円未満
- 貯金300万円以下
僕はすべて当てはまりました。
「お金をもらいながらスキルアップできるって何?」と衝撃。
エンジニア・Webデザイン・事務・介護など、分野も多様で、
無料で資格取得もできる。
民間スクールなら数十万円かかる内容が、タダ+給付金で受けられるのです。
大阪ハロワの例はこちら
③ 求職活動支援費で“交通費”まで支給
さらに驚いたのは、
セミナーや企業説明会、就職面談に参加するだけで、
交通費+日当の支給があるということ。
これも「求職活動支援費」という立派な制度。
転職活動中の細かい出費をカバーしてくれるありがたい支援でした。
④ 再就職手当で“転職成功ボーナス”も
失業給付を全額受け取る前に就職が決まると、
残り分の最大70%が再就職手当として支給されます。
例えば、
給付日額5,000円 × 残日数100日 × 0.7 = 35万円支給。
早く就職を決めるほど得をする制度です。
僕は結果的にこれを受け取れました。
「国からボーナスをもらう」って感覚、なかなか新鮮です。
🧑🎓 職業訓練校で出会った「第二新卒仲間」
実際に通った訓練校では、同世代が多く、驚くほど居心地が良かったです。
・前職で燃え尽きた人
・スキルを変えたい人
・第二新卒でキャリア迷走中の人
講師は現役エンジニアや企業OB。
授業だけでなく、履歴書添削・面接練習・求人紹介まで徹底サポート。
いわば、**“就職塾+給付金つき”**のような存在でした。
ここでの経験が、後の転職の大きな糧になりました。
🪙 ハロワに行って分かった「制度の宝庫」一覧
| 制度名 | 内容 | 給付額目安 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 職業訓練受講給付金 | 訓練中に月10万円+交通費 | 10万円/月 | ★★★★★ |
| 再就職手当 | 早期就職で失業給付70%支給 | 最大50万円 | ★★★★☆ |
| 求職活動支援費 | セミナー・面談で支給 | 数千〜数万円 | ★★★☆☆ |
| 教育訓練給付金 | 講座費の20〜80%還元 | 数万円〜数十万円 | ★★★★☆ |
| 若年者雇用助成金 | 若手採用企業への国補助 | 間接的に有利 | ★★★☆☆ |
🔍 ハロワを活用した裏技3選
① 在職中でも制度を“先取り”する
退職予定証明書を出せば、職業訓練の仮登録が可能。
在職中から申請しておくことで、退職後に即スタートできる。
② 「わかものハローワーク」を使う
20〜35歳専用のハロワ支部では、若手特化の求人と相談窓口がある。
キャリアコンサルタントの質が高く、第二新卒の再出発に特化。
③ “地方移住支援金”と併用
地方転職やUターンなら、最大100万円支給の「移住支援金」も併用可能。
訓練+移住のセットで人生リスタートできる。
🧩 プライドを捨てたからこそ見えた現実
行動して分かったのは、
「ハローワークは“最後の砦”ではなく、“最初の選択肢”でもいい」ということ。
転職サイトに載っていない求人、
民間では案内されない制度、
キャリア迷子に寄り添う職員。
プライドを捨てて、相談して、制度を使う――
それだけで、転職活動がまるで別のゲームに変わります。
🎯 結論:「恥ずかしい」より「知らない」方が損
20代・第二新卒にとって、ハローワークは知識と制度の宝庫。
- 月10万円の職業訓練給付金
- スキルアップの教育訓練制度
- 再就職手当でボーナス支給
- 若者専用窓口(わかものハローワーク)
「恥ずかしい」と足を止めるより、
「知らない」で損をする方が痛い。
🔗 関連記事
🗣️ 一言まとめ
「ハロワに行く=負け」ではない。
「ハロワを使いこなす=賢い」。
投稿者プロフィール
