① はじめに|転職した年の「年末調整の提出先」は混乱しやすい

なんか書類系むずくね?
転職すると、年末調整の提出先がわかりにくくなります。
「前職にも出すの?」「現職だけでいいの?」
この疑問、実は転職者の約7割が迷うポイントです。
結論から言うと、基本ルールはシンプルです👇
🎯 年末時点で在籍している会社(現職)に提出する。
ただし「12月に退職」「源泉徴収票が届かない」など、
一部のケースでは例外があります。この記事で詳しく解説します。
◾️転職した年の年末調整で損しない方法|源泉徴収票・提出先・確定申告の注意点まで徹底解説
② 年末調整とは?転職者にとっての意味を簡単におさらい
年末調整とは、1年間に支払った所得税の過不足を精算する手続きです。
通常、会社が従業員の代わりに行うため、個人で申告する必要はありません。
しかし転職をすると、給与が複数社にまたがるため、以下のようなズレが生じます。
| 状況 | よくある問題 |
|---|---|
| 前職で既に税金を天引きされている | 年末に現職で再計算しないと過払いになる |
| 源泉徴収票を提出していない | 所得が正しく合算されず損をする |
③ 【結論】提出先は「現職のみ」でOK
年末調整は「12月31日時点で在籍している会社」が実施します。
| 状況 | 提出先 |
|---|---|
| 年末も同じ会社で働いている | 現職(=その会社) |
| 転職して年末は新しい会社に在籍 | 新しい会社(現職) |
| 年末時点で無職・フリーランス | 自分で確定申告(税務署) |
✅ 前職には提出不要です。
❌ 前職と現職の両方に出すと二重計算になるので注意。
④ 【重要】前職から「源泉徴収票」を必ず受け取ろう
転職者が年末調整で一番損をする原因が、
「前職の源泉徴収票をもらっていない」こと。
現職の年末調整では、前職分の所得データを合算して税金を再計算します。
そのため、前職の源泉徴収票がないと、正しい金額が算出できません。

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💡 対応の流れ
1️⃣ 前職の人事・総務へ「源泉徴収票を送ってください」と依頼
2️⃣ 退職後1ヶ月以内に発行されるのが原則
3️⃣ 届いたら、原本を現職に提出
💬 届かない場合は、税務署に「源泉徴収票不発行の届出書」を提出すればOKです。
⑤ 現職に提出する書類一覧(転職者用チェックリスト)
| 書類名 | 内容 | 提出時期の目安 |
|---|---|---|
| ① 源泉徴収票(前職分) | 前職の所得・税額の証明 | 11月末までに提出 |
| ② 扶養控除等申告書 | 扶養家族・配偶者の有無 | 11月下旬まで |
| ③ 保険料控除申告書 | 生命保険・地震保険など | 12月上旬まで |
💡 これらはすべて現職の会社に提出します。
書類の提出期限を過ぎると、年末調整に間に合わないこともあります。
⑥ 前職には何も出さなくてOK(ただし電話確認は◎)
転職後、前職への提出は一切不要です。
前職はあなたの退職時点で「年末調整の対象外」になります。
ただし、源泉徴収票の発送が遅れている場合は、軽く連絡しておくと安心です。
「年末調整に必要なので源泉徴収票を送ってください」
と伝えるだけでOKです。
⑦ 12月退職・無職の場合は「確定申告」になる
もし12月に退職して、年末に会社に所属していない場合、
年末調整は自動的に行われません。
この場合は、翌年の確定申告で税金を精算します。
| 手続き | 内容 |
|---|---|
| 提出先 | 自宅住所の管轄税務署 |
| 提出期間 | 翌年2月16日〜3月15日 |
| 必要書類 | 源泉徴収票・保険控除証明書・マイナンバーなど |
| 還付 | 数千〜数万円が戻るケースもあり |
💡 e-Taxを使えば、スマホからでも申告可能です。
⑧ よくある質問Q&A
Q1:前職が倒産して連絡が取れない場合は?
→ 税務署に「源泉徴収票不発行届」を提出。給与明細や振込履歴で代替できます。
Q2:退職代行を使った場合はどうなる?
→ 書類は代行業者経由で届くことが多いです。届かない場合は再送依頼を。
Q3:扶養に入る/外れるタイミングは?
→ 扶養控除申告書を最新版で出せばOK。年末調整時点の状況で判断されます。
⑨ 提出を忘れると「3つの損」になる
| リスク | 内容 |
|---|---|
| ① 還付金を受け取れない | 払いすぎた税金が戻らない |
| ② 住民税が高くなる | 所得計算ミスで翌年課税増 |
| ③ 確定申告で手間が増える | 会社処理ができず自分で申告 |
💡 「書類は現職へ早めに」が鉄則。
11月中に提出すれば、年末調整に確実に間に合います。
⑩ まとめ:提出先を間違えなければ年末調整は怖くない
| 項目 | 正しい対応 |
|---|---|
| 提出先 | 現職のみ(前職は不要) |
| 書類 | 源泉徴収票+控除申告書類 |
| 提出時期 | 11月中旬〜12月上旬 |
| 例外 | 12月退職者は確定申告で対応 |
✅ 提出は現職1社のみでOK
✅ 源泉徴収票は必ず提出
✅ 12月退職者は確定申告でリカバリー
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📚 参考文献
- 国税庁「年の途中で就職した人の年末調整」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2674.htm - Freee株式会社「【2025年最新】年末調整とは?対象者や必要書類」
https://www.freee.co.jp/kb/kb-payroll/what-yearend-adjustment-is/ - マネーフォワードビズ「中途採用された場合の年末調整を解説!」
https://biz.moneyforward.com/payroll/basic/51543/ - Indeed「転職後の年末調整はどうする?提出先と流れ」
https://jp.indeed.com/career-advice/pay-salary/do-i-need-to-submit-my-previous-workplace-withholding-tax-certificate
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