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プラットフォーム特別講演・座談会「創業期におけるチームの作り方とは」

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12月16日、有村拓朗氏(NPO法人スパニッシモジャパン 代表理事)をお招きして、「創業期におけるチームの作り方とは」をテーマにお話しいただきました。

【海外で得た価値観と起業のきっかけ】

幼少期をアメリカで過ごした有村氏。国籍や人種などのバックグラウンドだけでなく考え方なども大きく異なる人たちと、思ったことはすぐに口に出して言う文化の中で生活をともにしながら「人はみな違う、だから面白い」といった価値観が形成されたといいます。その後、会社員を辞めて中南米で現地のリアルな生活を見てまわる旅の途中に、グアテマラという国に辿り着きました。有村氏が驚いたのは、観光収入に依存したグアテマラの経済状況でした。

【アイディアからNPO法人設立へ】

観光シーズンにはスペイン語を学ぶ観光客が多く訪れますが、閑散期のスペイン語講師の月収は日本円にして数千円程度。この不安定な経済状況のもと働く人たちの現状を変えたいと思い立ち、ビジネスアイディアを考えついたそうです。

オンラインでスペイン語を教えられれば安定的に収入が得られるのではないか、という発想のもと、手元にあるパソコンを使って、そのビジネスアイディアに勝機があるのかを調べたといいます。協力してもらえる語学学校を何十件も回ってようやく見つけ出し、教室のレイアウトを自分たちで変更してオンライン講座が開けるようにしたり、日本やアメリカの友人たちのツテを頼って協力者を募ったりしながら、一度も会ったことのない人たちを仲間にして3ヶ月で事業を立ち上げました。

【一度も顔を合わせずにできた創業】

ビジネスアイディアが浮かんだら、まずはたくさんの人にアイディアを話したほうがいいと断言する有村氏。ビジネスアイディアが盗まれてしまう可能性を心配する声もありますが、「僕を含め、一般の人が考えつくようなアイディアは、もう100万人の人が思いついていると言っていい。そのアイディアに向かって走り出して、形にしていけるかどうかが重要」と話されました。

また、たくさんの人にアイディアを話してアドバイスやエールをもらっていく中で、協力してほしいスキルや人材についても周りに伝えておいたおかげで知人からの紹介などで仲間が集まってきたそう。グアテマラ、日本、アメリカから集まった、実際に顔を合わせたこともない多様なメンバーたちでも、その違いを尊重しながら「いつまでに、これを、あなたに、お願いします」と明確に依頼し、相手を完全に信頼して任せ切ることで、3ヶ月間という短い準備期間にもかかわらず、NPO法人を無事に創立することができました。

講演会のあとに開催された座談会では、経営面で困難を抱えているという起業家の方からの具体的な質問に有村氏からアドバイスがされる場面もあり、これから起業を考えている、もしくは再起業に挑戦している最中の方々にとっても学ぶことの多い会になりました。

参加された方からは「自分も自身のアイディアをたくさんの人に話し、実現するためのヒントを得たいと思った」「自分がどんなときにエネルギーを感じ、動かされるかを知っておくと良い、という言葉が印象に残った」など感想をいただきました。

アイディアをたくさんの人に話すことで理念に共感してくれる人を集めて適切なチームを作る。そして信じて任せるということが起業の秘訣、という今回の学びを、皆さんのこれからの活躍の土台としていだだければと思います。



プラットフォームイベント報告一覧:

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審査会「失敗談ダービー」開催報告 

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