NEWS お知らせ
8月6日の講演会のテーマは、「ミッションドリブンの事業展開とは」。株式会社KabuK Styleの大瀬良亮氏、砂田憲治氏のお二方をお招きし、ミッションと事業の繋がりについて伺いました。
お二人によると、まず事業を考えるのに必要な段階は「ミッション」「その実現に必要なこと」「ソリューション」の3つだそうです。自分の好き嫌い、心地が良いなどのシンプルな感覚を「実現したい世界=ミッション」と表現し、もし事業運営で悩んだときには3段階を一つずつ戻っていけば良いと語られました。
同じ志を持つ仲間を引きつけるためにも、ミッションは疑いようのないものにすることが大切であり、ミッションからビジネスプランを生み出す順番も大事だということです。事業計画から始めるスタートアップも存在するものの、何のためにその事業をやっているのかをチームで共有できていないと、事業が大きくなるタイミングで問題が生じる可能性があります。世界を変えるようなイノベーションが起きるほどのスケールに成長させるためには、その根幹となるブレないミッションが必要だと話されました。
8月13日の座談会では「ミッション実現に向けた事業の見直し」と題し、ゲストメンターの古木数馬氏(LiME株式会社 代表取締役)が登壇。古木氏のミッションを実際の2事業に落とし込んだ際のハードルやソリューションを具体的にご説明いただき、「起業はアイディアの壁打ちが何度も必要。助けてくれる人に体当たりして問いかけてみてほしい」とアドバイスを頂きました。
今回の座談会ではチームに分かれ、ミッション→ハードル→ソリューションの考え方に沿って自分の事業を改めて見つめ直しました。
まだ目指したい世界(=ミッション)が明確ではない、やりたいことの魅力を短時間でうまく伝えられないという参加者も見受けられます。改めてミッションに立ち返りながら事業を見つめ直して考えを整理し、自分の思いを言語化して事業のつながりが明確化することをゴールに設定し、参加者それぞれの進捗に合わせつつ、次回の座談会最終回までワークを続けます。
参加者を間近でサポートし続けているファシリテーターからは「事業をやっていると、やめる理由はいくらでも出てくる。作りたい世界や向かうべき場所があるなら、ミッションに集まってくれたチームメンバーのためにも、『自分は続ける必要があるんだ』という思いと日々向き合いながら事業を続けてほしい」とエールが送られました。
参加者からは、「他の参加者の意見を聞くことで、自分自身の課題が明確になった」「今までソリューションばかりに注力していたが、まずはブレのないミッションを確立することが大事だと気づいた」「参加するたびに自分のビジネス像が明確化されていく」などの感想が寄せられ、またさらに事業化へ前進したという手応えを感じられた時間でした。
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