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TOKYO Re:STARTER Project第1回講演会では、「失敗の定義」をテーマに室岡拓也(株式会社ボーンレックス代表取締役)が登壇。室岡は勤めていた大手企業を退職して挑んだ事業が失敗した後、新体制を組織して、創業当初よりもさらにミッションの核に近づいた内容でリスタートを遂げました。この講演では、最初の事業をクロージングし、リスタートを図る中で学んだことをお話ししました。
【失敗を失敗と認識する大切さ】
失敗した事実を認めることによって、失敗を俯瞰することができ、全く新しい挑戦をするのか、失敗の原因を突き止めて作戦を立て直すのかを選択し、打開策を考えることができます。「起業家にとって、失敗は必ずついて回るもの。失敗しないように準備するのではなく、失敗した後にいかに早くリカバリーできるのかが重要」と語りました。
【本当の失敗とは】
リスタートする際には、「ビジネスモデルに固執しないことも重要」とのこと。もし途中で失敗したら、ミッションに立ち返ってビジネスモデルを柔軟に変えていくなど、ミッションが重要であるとも話し、「ビジネスモデルに固執することこそが本当の失敗。どの方向に軌道修正するかの軸となるのがミッションであり、その繰り返しで事業は成長していく」というメッセージが発信されました。
翌週には有村拓朗氏(NPO法人スパニッシモ ジャパン 代表理事)をゲストにお迎えし、座談会「困難に負けないミッションの作り方」を開催しました。有村氏ご自身の体験に基づいた、ミッションを策定した際の様子や事業を継続する上でのミッションの役割についてのお話を伺い、ミッションの重要性やブレないミッションの設定の仕方などを学びました。
お話のあとはチームに分かれ、参加者の皆さんに過去の経験を共有しました。何を感じ、何を学んだのかを、お互いに質問しながら話し合い、そこから「自分が本当にしたいことは何なのか(=ミッション)」を出し合ってブラッシュアップしました。ミッションをより言語化できた方もいれば、ワークショップを通してミッションが新しくなった方もいらっしゃいました。
座談会終了後には、「経営者ごとに失敗や悩みは違っていたが、再挑戦しようとする意欲は同じであり、共感できた。モチベーションが向上した」「座談会形式のため、いつもの講演会の何倍もの学びがあった。他の参加者の経験を聴けてとても参考になった」など、リスタートへの熱を感じられる感想が多く寄せられました。
ミッションを策定し、軌道修正を行っていくことの大切さを学んだ講演会と座談会でした。
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